コードブルー2 最終話
世の中には確かにあるのだ。
奇跡なんていうことばが虚しくなるような絶望的な状況が・・・
コードブルー2 最終話「卒業~奇跡の定義」
10話からの飛行機不時着現場・・・
地獄絵図のような状況で、フェローたちの卒業前の最後の闘い。
白石は再会した父と、父娘の救出。
白石教授の余命幾許もない中で、医師として娘と現場に立てたこと、立派な医師として成長した姿を見れたことがどれほど誇らしかったことだろう。
藤川は黒田先生の指示で、正常な足から、腫れてる足の血管をバイパスして血流を送るという難易度の高いオペを成功させました。
1stで黒田先生から辞めろと宣告されても、必死でもがいて頑張ってきた成長のしるしを黒田先生に見せることができましたね。
(それにしても救急隊の細井君はかわいそうすぎる。なぜいきなり登場させて死なせてしまったのだろう・・)
緋山・・・
ちょっと厳しい見方なのかもしれないけれど、救命医には向いてないんじゃないかと・・・。
あの子どものお母さんに激を飛ばされて奮起しましたが。
トラウマを克服するのは大事だけど、感情の起伏が激しくて冷静な判断が何よりも優先される救命医としては・・・本人も「また間違うかも」という思いがあったように、観てる側にも「また間違うかも」という思いを残してしまいました。
冴島は2ndではすっかり別キャラになってしまいましたが最後は彼女らしく「あなたのことはどうでもいい」と子どもを機内に置き去りにした父親に言い放ちました。
なんかちょっとスッキリした(笑)彼女はこうでなきゃ!
お待たせしました(笑)
そしてそして我らがエース藍沢せんせ
機内に残された少年の救出
ゆうき君の足を触って「まずいな・・」と想いを巡らせているときの表情が、しびれます。
そして決断の時。
「・・・だから今から右足を切断しなきゃならない」そう告げたときの藍沢の目は涙で揺れてました。
少年にとっては本当に残酷な宣言。「もういいよ先生。」
ゆうき君の絶望をわが身として感じることができる藍沢でした。
かつて親に見捨てられた自分と、父親に置き去りにされたこの少年を重ねていたのかもしれない。
(書きながら泣けてきて困ります)
父親を連れてきて、「今から右足を切断します。命を優先させます」
「あなたのような親でも、この子にとっては大事な父親なんだ」と今度はこの父親と自分の父親をラップさせていました。
1stの1話で青年の腕を躊躇なく切断した藍沢から、「命を優先させます」と苦渋の決断をした藍沢。
ドクターとしても、人としても成長させたのは、やっぱり黒田先生の腕を切断したことなんじゃないのかなぁ。
命を助けることは大事だけれど、その人の人生を変えてしまったこと。
身近な人に起きたことでその重大さに気づき、苦悩した日々。
その上での「命を優先させます」のことばには重みがありましたね。
ゆうき君・・いつか絶望の淵から立ち直ってほしいですね。父親はもう傍にいるから。
さぁエンディングです(笑)相変わらず長いです。
最終回ですから、よろしければもう少しだけお付き合いくだい。
藍沢せんせは無事にフェロー終了認定。まあ当然よね^^
フェローのエース。救命センターのフォワードですから
白石と藤川も認定。藤川・・・まぐれ?(笑)おめでとう
緋山は卒業できませんでした。
春になったら藍沢せんせの私服がオサレになってました
「ばあちゃん、ちょっと痩せたなぁ。ヨイショッと」
藍沢せんせがヨイショッとって!しかもちょっと笑顔も。
初めてみせる表情にキュンとしたわ。
母の墓前に卒業を報告し父とも和解した藍沢せんせ・・・
びっくらこきましたね。
脳外科。
想定外でした。心臓外科も回っていずれまた救命へ戻るという。
その時こそスーパードクター誕生ですね
それにしても・・・
脳外科の黒いスクラブ似合いすぎー(青より似合ってるかも・・)
袖に書いてる文字を一時停止してやっと読みました。
「challenge to God」
神への挑戦。カッコいい~!
「いつも通りやるぞ」
最後のセリフまでキマってる藍沢せんせでしたね
終わって2日過ぎました。
だんだん寂しさやら、実感のようなものが湧いてきましたが、同時にまた終了直後に書いたように、
翔北救命センターはどこかに本当にあって、綿々とフライトドクターたちが今日も治療に明け暮れているんじゃないかという感覚は強くなるばかり。
もちろん藍沢も。
ラストにふさわしい素晴らしい最終回でした。
いつかまた再び翔北の空に飛び立つ藍沢耕作が見れますように。
完