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5→9 第7話レビュー 

『5→9 ~私に恋したお坊さん~』 第7話

恋人繋ぎをして、言葉はなくても心を通じ合わせた高嶺と潤子ですが、それが夢に出てきた潤子の焦りようったら。
潤子劇場。7話で何度も繰り返された潤子劇場がおやじっぽいんだけど可愛い。
高嶺を好きだと認めたくない潤子の葛藤ぶりがコミカルでテンポもよくてほんとに面白かったです。
ごじくじの脚本は台詞のセンスが抜群にいい。

ひとしきり暴れたあと、リビングへ行くと高嶺が「結婚してさしあげます」と、お約束の台詞。
「私たち結ばれました」と書かれた写真入りの絵葉書を2000枚も焼き増し(笑)しかも一晩で。
7話では高嶺のスケール感の大きさが随所に出てきて、もうネタみたいになっていましたけど、コメディにすることで「金持ち」のイヤミにならないのもよく考えられていますね。

寧々の誕生日を祝うという高嶺は、潤子との記念日はすべて祝うという。
「初めてあった記念日」←肉で家族に売られた日
「英語記念日」←つきまといが始まった日
128個の記念日でキュンとするのは「前髪を留めていただいた記念日」
あれで高嶺と潤子の距離が縮まったように思うから。

記念日を得意顔で捲し立てる高嶺が可愛かったな。星川ワールド。

ELAへ天音現る。
可愛い高嶺からクールな高嶺へ・・
潤子に手を伸ばそうとした天音の腕を押さえ「どうして、何をしに?」といつもの高嶺とは違う雰囲気。
「冷たい言い方やな、兄さん」
何やらこの兄弟には確執がありそうですが「十二支になれなかった猫」の伏線も気になります。

教室での高嶺のアピールがまた笑わせてくれます。
いつもながらの発音の良さに「お~!」となりながらも、挙動が可笑しくて笑ってしまいます。
両手でアピールする高嶺に蜂屋くんというより長妻くんガチで笑ってましたよね。
笑う演技じゃなく。
足で椅子とテーブルごと潤子に近づいていく高嶺にも(笑)
ごじくじのコメディシーンはどれも秀逸で外さないですね。

寧々の誕生日はプリンスホテルの朱雀の間を押さえているという。
レディガガに、アヴリル・ラヴィーン ここでも星川ワールド全開です。
スケールがデカすぎるという潤子に「潤子さんのときはさらに大規模な生誕祭を行います。」と
「武道館を貸し切って盛大に。東京ドーム5DAYS」
「もうそれすでにツアーですから」
高嶺と潤子の掛け合いも最初のころからすると、潤子の愛を感じるし、まるで夫婦漫才のよう。


夜中に「父」とガムテが貼られたビールとカニカマでぼやく潤子がまたツボに嵌ります。
「下着何穿いてるんだろ。あれか、ふんどしか。ふんどし坊主か」
潤子劇場ふたたび。ひとりでウケまくる潤子

片や本物のカニを前に万葉集の恋の歌を詠みあげる高嶺との対比が面白い。
潤子劇場VS高嶺ワールド

「君待つと わが恋おれば わがやどの 簾動かし 秋の風吹く」

恋しい人を待っていると簾が揺れて、その方が来られたと思ったのに、秋風が簾をゆらしただけだったという寂しい気持ちを詠んだ歌です。
額田王(ぬかたのおおきみ)が夫である近江天皇(天智天皇)を想って作った歌だそう。
千年の昔も今も恋は熱く切ないものですね。

「潤子さんに会いたい、会って力いっぱい抱きしめ、甘い口づけを」
カニにキスしようとして住職に見られたときの高嶺の顔がいい。
細かい表情の演技が絶妙なんですよね。


「高嶺、必ずしもあなたが住職になれるとは限らないのですよ。」
「「私の居場所はここ以外にありません。」
ひばりの真意がどこにあるのか。
高嶺と潤子の縁談がなくなればそれでいいはずなのに、二人の仲を終らせられたら天音に寺を継がせるというのもよく分からないですが、高嶺が厳しい淵に立たされているのは間違いありません。

「私NYには自分の力で行きます。」
誤解は解けても清宮氏にフラつくことがなかった潤子。
高嶺に本気になってることがここでも分かります。

潤子が父のビールとソーセージでまた夜中にぼやく。
「清宮さんのことちゃんとハッキリさせたのに」そんな日に限って高嶺は来ない。
「いかん、会いたいかも」待ち人来たらずの万葉の恋みたい。
はい、潤子完全に恋に堕ちました。

目覚めるとベッドの隣には高嶺。服は着ていない・・・
「Good morning  Junko」甘い声で甘い言葉を。
そしてお約束の寸止めで本当に目が覚める。
ベッドから転げ落ちて「うわっハズっ!ハズっ!軽く死ねるわ、アカン潤子死んでまえ!!」
ベッドシーンは潤子の夢というオチでしたが、高嶺の妄想じゃなく、潤子の夢だったところが面白い。
7話のサービスショットでもありました♡
お胸もしっかり・・あざーす(笑)

寧々の誕生日プレゼントをショップ貸し切りでデートの二人。(潤子は否定していますがもはやデートでしょう)
「肩フリルのガーリーワンピ
「壁ドン」も可笑しかったですが、こちらはさらにバージョンアップ!
そっちの方がイントネーション難しいでしょ~。

「ラーメン五郎丸」の行列に並ぶ高嶺と潤子
「もっと自分が可愛いことを自覚しなさい。」
「怒ってるんですか、褒めてるんですかか」
「褒めてるんです。」
「ありがとうございます。
仲よさげです。どうみても痴話喧嘩です。

「おまえのチェスの手は父さんに似てる。」
およそ兄弟とは思えない高嶺と天音。
天音は京都でかつての自分は死んだという。
確執のワケが何なのか・・・
「潤子さんと結婚して一橋寺を継ぎます。」
高嶺の真っ直ぐで一途なところは、ときにウイークポイントにもなる。
まさか弟に裏切られるなんて、思いもしなかっただろう。

寧々の誕生日会
潤子に作ってもらった手巻きずしを懐に入れようとする高嶺が可愛すぎます。

「お誕生日おめでとうございます。」
寧々と同じ誕生日の高嶺のために小さなケーキに蝋燭を灯して。
「とっても嬉しいです。誕生日にはあまりいい思い出がないので」
両親が亡くなった翌年の8歳の誕生日の切ない思い出を静かに話し始める高嶺。
8歳でもう誕生日は祝わないでと言った少年の心情を思いやると哀れで切ない。

だからこそ、桜庭家の人々の誕生日を賑やかに祝いたいのだ。愛する人の家族の誕生日だから。
寂しい思いをさせないように。
「こんなに嬉しい誕生日は初めてです。好きな人に誕生日を祝っていただくことがこんなに幸せだとは。」
涙を拭きながら話す高嶺に潤子も涙が止めどなく溢れてくる。
どんなに自分が愛されていたか・・今さらながら理解できたよう。
高嶺が潤子の涙を拭い、頬に手をあてて・・「泣いてるあなたも可愛い」と。

「星川高嶺さん、わたくしあなたのことを好きになってさしあげます。あなたの恋人になってさしあげます。」
まさに今、幸せ絶頂のとき。
唯々、愛する人のために一途に全てを尽くしてきた高嶺の想いが堅い岩をも貫いた瞬間でした。
甘く甘く、胸に耳を当てたらキュンとほんとに音が鳴ってるんじゃないかと思うほど、キュンとときめくシーンでした。

そして寸止め(笑)わかっております。お約束ですからね^^
とびきり素敵なのを最終回の楽しみにしておりますので。

「好き好き好き好き 好きっ好きあいしてる♪」
調子はずれの一休さんを歌いながら幸せオーラの高嶺でしたが・・

「お兄さん、申し訳ありません。嘘をつきました」
ひばりとの約束を一日遅く高嶺に伝えていた天音・・
前住職の形見の袈裟を着て。

高嶺はこの人生最大の危機を乗り越えることができるのか・・

レビューがどんどん長くなっていくようで申し訳ないです。
回を追うごとにほんとに面白くなっていくし、智が高嶺っと一体化してるかのように演技も進化していくし
ごじくじ・・今までのラブストを超えるかも。

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