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アルジャーノンに花束を 第1話レビュー 

白鳥咲人くんやっと会えましたね。

「アルジャーノンに花束を」第1話

冒頭の黄色い風船。
たぶんそれが咲人のいちばん古い記憶であり、彼の原点でもある大事な伏線。
「お利口になりたい」理由がそこにあるから・・

「バカは嫌い」今も咲人を損ない続けてる記憶がこの物語の始まり。

すぐに泣いてしまう。
怯える。
感情のコントロールができない咲人ですが、それが故に楽しいときの笑顔もハンパない。
障がいを持って生れてきた彼の自己防衛的に身に付けた愛敬「あいきょでしょ」は周囲を和ませ、画面のこちら側まで緩ませてしまう。
可愛いね。咲ちゃん。

そんな咲ちゃんの可愛さ炸裂ポイント
パジャマの上はズボンにイン♡
おまえのお袋とかさ「ほーほー」フクロウじゃねえよ
「おばさんだめ~」
「てっぽうばんばん、ごめんなさい」
「おなまえは?あるじあのん、あるじゃーのん」
「おはなちょっっきん」

キュンとするくらいキュートでチャーミングな咲ちゃんでした。


ドリームフラワーサービスの面々
咲人を利用しようとするが優しい一面もある柳川くんと、一見無愛想で暗い影を背負いながらも曲がったことが嫌いな檜山くん、正反対な性格の二人がこれから咲人とどんな風に絡んでいくのか気になります。
工藤阿須加くんは「日曜劇場『ルーズヴェルト・ゲーム』」の時から注目していましたが、目がいいですね。

「バカのままでいい」という社長は、咲人の「バカはダメ」という深い傷からくる想いに気付いてないのでしょう。
お利口になりたいワケを。
けれども15歳から咲人を受け入れ、ずっと守ってきた父親代わりのような社長の優しさには救われます。

1話の終りには遥香とアルジャーノンをめぐって・・
アルジャーノンはバカだからママに捨てられたのか問う咲人が切なかったですね。
15歳のとき咲人はバカだからママに捨てられたと思っている、それをアルジャーノンに重ねて・・
けれども晴香の涙に、言葉ではなく心でシンパシーを感じて咲人も涙を流す。

共鳴し合う二人の対峙がよかったですね。
イヤリングをポケットに入れるときの咲人の顔が微かに笑うところがすごく好きです。
そして「あいきょでしょ」
泣けます。咲人のピュアで偽りのない優しさに。

1話はとかく説明に終始しがちですが、それが自然の流れの中で描かれていて、テンポが落ちることもなくスーッと物語に入っていけました。

智は新たな世界を開きましたね。
初回は手探りな感じもありますが、回を追うごとに進化する咲ちゃんに会えそうです。

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