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SUMMER NUDE 最終話レビュー 

SUMMER NUDE 最終話レビュー

やっと抱きしめた人に時間をほしいと言われ「待ってるから」と雨に濡れて一人帰る朝日の背中・・

SUMMER NUDE 11

抱きしめた腕を解いてまた朝日は愛おしい人を待ち続ける日々へ。
夢を追いながら。

抱きしめられてほんとはその温もりの中にいたいはずなのに幸せが怖い夏希。

供に仕事は充実していく中で互いを想っている。
連絡も取らないまま。

見てる方は歯がゆくなるかもしれない。
それでも朝日には堪えてる時間も幸せだったのかなぁ。

だって朝日だもの。
何も言わずに去った人を3年も待ち続けた男だもの。

スローな恋しかできないけれど・・
最終回まできたらそれも素敵だと思えました。
感情に走らず、夏希の心が癒えるまで黙って離れて見守れるって、
そんな静かで大人な朝日がとても強くて素敵だと思えてきたの。

そして堪えて忍ぶ男ってこんなに美しいのかと。
季節は巡り、夏希を想うほどにその美しさは研ぎ澄ませていくよう・・

また夏がやってきて・・
波奈江と光の結婚式前夜の再会・・

「よぅ」と笑ったはずが上手く笑えてない朝日・・
久しぶりな感じがぎこちなくて、キュンとします。
結婚パーティの準備をしながら会えなかった時間を埋めていく。
その会話の一言一言が何でもないのに泣きそうになる。

そして結婚パーティの夜。
「火貸してくんない?」
約束の線香花火を忘れてなかったのね。

浜辺で去年の思い出に火をつけて・・

「毎日夏希のこと考えてたよ。最後に会った日からずっと」
ドレスアップした朝日の告白に11話までこの瞬間を待ってたんだと胸熱でした。
「おまえのことが好きだから、夏希のことが好きだから」

もうここからは・・
飛び付いた夏希に耳元でさらに愛の囁きは続きます。
会えなかった日の想いをすべてこのことばに乗せて。
「ずっと傍にいるから・・」

両腕に優しく夏希を包んで・・
美しい二人の美しいキス。

いいな~(笑)
夏希の朝日にぶら下がるような首に回す手も、朝日が夏希に回す手もいいんですよね~。
時間をかけて育んだ恋が本当に素敵でした。
真夏の恋だからってパッと燃えあがるんじゃなくて・・
線香花火のようなジワっと咲く恋もいいんだと、朝日を見てそう思いました。

今の時代には合わないかもしれないけれど、インスタントじゃないこんなラブストーリーがあってもいいのかも。
モヤモヤしたころが嘘みたいに素敵な恋の幸せな結末でした。

翌日・・
朝日のカッコいい4wdの車で帰る二人。
痴話げんかも可愛い。

当然朝まで一緒だったよね?(笑)
「抱き合ったあとにやることといったら決まってるっしょ」と名言を残した夏希だもの。

手を引いて夏希を車まで連れ戻すのも、夏希の髪を撫でるのも・・
恋人でした。妬けるくらいに・・恋人でした。



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今年も忘れなれない大切な夏になりました。
ありがとう。あなたの夏を。
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